僕は数年前にスーパーカブで日本一周しました。
そういう話をすると、「壊れない?」とか「何日かかるの?」とか「飽きない?」とか色々な質問をされます。
ですが、僕としては原付バイクでの長距離ツーリングって大型バイクよりメリット多いと思うんです。
今回は原付バイクでツーリングは可能か?ということをご紹介します。
部品が多く、作りが簡単なのでどこで壊れても大丈夫
スーパーカブのいいところは、バイクの基礎としてバイク整備の学校などでは必ずと言っていい程スーパーカブを使って整備の練習をするので、バイク屋であればだれでも直すことが出来ます。
(パンク程度であれば自転車屋やガソリンスタンドでも直してもらえるという噂もありますが、僕が行った所は断られました。)
スクーター系も乗っている人が多いので部品の融通がきくし、作りがシンプルなのでどこでも直してもらえるそうです。
バイクを買う時には全く意識していなかったのですが、スーパーカブは日本中どこの町でも新聞配達や郵便配達用に1台はあるため、タイヤやヘッドバルブ、スプロケットなど大抵の部品はどのバイク屋にも置いてあります。
これが旅をしている時にとても助かります!!!
あるバイク旅仲間は途中でバイクが故障して、部品の調達に2週間かかるためその間足止めを食らったと言っていました。
2週間も同じ場所で野宿をするとホームレスと間違われる(似たようなものですが…)ため宿に泊まったので出費が痛かったそうです。
原付が壊れやすかったのは昔の話
初めて原付で長距離ツーリングする場合、一番心配なのは故障ではないでしょうか。
実際僕も最初の頃は心配でしたが、乗りながら考えているうちに今の原付って壊れにくいんじゃないかという結論に至りました。
というのも、昔の原付(特にスクーター)は2サイクルエンジンのものが多かったのですが、今は排ガス規制の関係で4サイクルエンジンになっているからです。
4サイクルエンジンのいいところは耐久性、燃費、オイル交換です。
2サイクルエンジンは本来4サイクルでやっていることを2サイクルに縮めるためにガソリンとオイルを混ぜるので、ガソリンだけでなくオイルも継ぎ足す必要があり、もし忘れるとエンジンが焼き付いてしまいます。
その点4サイクルエンジンの場合、オイル交換を少し忘れていても走ることは出来ます。
長距離ツーリングでオイル交換がなかなか出来なくても大丈夫という点では4サイクルエンジンの方が向いています。
時間はそんなに変わらない
原付ツーリングで一番大変だと思われるのは時間です。
よく「原付は高速乗れないよね?」などと言われますが、日本一周などの長距離ツーリングは自動二輪でも道中も楽しむために下道で走ることが多く、北海道のようなほとんど信号のない場所や大きなバイパス以外では1日あたりに走る距離はそんなに変わりません。
どちらも1日2~300km程度ではないでしょうか。
自宅から目的地がハッキリしていて、高速を使うような場合だと自動二輪の方が良いですが長距離ツーリングの場合はあまり変わりません。
駐輪場探しの手間はほとんどない
バイクで意外と困るのは駐輪場探しです。
街から離れた観光スポットであれば大抵駐車場があるのですが、大阪の道頓堀や、金沢の近江町市場など街中に行きたい時はどこに停めればいいのかわからず30分くらい迷うことありますよね。
地元だとどこに駐輪場があるか覚えているのでいつもの駐輪場に停めればいいのですが、知らない土地だと駐禁の見回りが多い地域がどこかなども知らないの迂闊に停めることが出来ません。
ですが原付だとデパートや市営の駐輪場などに停められることが多いです。
知らない土地を訪れることの多い長距離ツーリングでは原付の方が便利ですね。
最後に
今回書いていて思ったのはやっぱり原付最強だよなって事です。
長距離ツーリングに関しては欠点がほとんどないと行ってもいいのではないでしょうか。
(個人の感想です)
あ、原付ではダメだと思ったことが一つだけあります。
それは関門海峡。昔はフェリーがあったのですが、今は原付を乗せられるフェリーがないので人道トンネルを押してあるかなければなりません。
荷物がなければ良いのですが、旅用の荷物がある場合は…。
九州を目指す際はボアアップしましょう。
コメントを残す